心を動かして外画の世界観を描く
スタジオで洋画に声を吹き込み、その世界観を表現できるようトレーニングする。4月は発声・滑舌など基礎訓練の復習を、5月には翻訳した台本が配られ読み合わせをした。そして6月下旬。マイク前に立つのは4,5回目になる。講師は日本の吹替業界を支えてきた外画ディレクターの小林守夫先生だ。「映像と私たちの間には厚い壁がある。生半可な心の動かし方ではその壁は突き破れない。思い切った工夫が必要だ」と檄が飛んだ。
客観的に観て、考えて、次につながる発見を!レッスンの後半は収録したものを観て意見交換をする。「ペーパーノイズ(台本をめくる音)が気になりました」。「Aの役は5回同じ言葉を言うけれど、5回とも心情は違うはず。でもすべて同じに聴こえた」。「あの場面は相手のセリフにかぶってもよかった」など、細かなところまでチェック。客観的に観て考えることで次につながる発見ができる。「セリフは切ってしゃべると楽だがリアリティを失う。必要以上にブツブツ切る役者にならないように」と先生のアドバイスもあった。
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- 五感をフル回転!
- ブース内の基本スタイルは…①マイクから50cm(通常は30cm)距離を取って真っすぐに立つ。②台本を片手に持ち頁をめくるときは音を立てない。③映像と原音を頼りにセリフを言うタイミングを計る。学生たちは首から下げている機器からイヤホンで原音を聴いて演技する。
- 息づかいの芝居
- 5人一組でブースに入り、10数分の映像を観ながらマイク前で芝居をする。作品はラブストーリー。男女が抱き合うシーンにセリフはないけれど、アドリブで息づかいを入れることによりハッピーな気持ちを表現できる。「セリフがないところこそ、テンションを高く!」と小林先生。
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